Another ordinary days

ソラトとダーリンのi-smart平屋生活

敷地内にて死体遺棄事件が発生

事件の第一報が入ったのは8月27日のAM8:25。
ツマは出社前の身支度で少々忙しい時間帯だ。
とある事情で午前休を取り、外で作業をしていたオットが室内に戻るなり重い口調で話しだした。


ダ『さっきさぁ。また庭にシロクロの子がいたんだけどさぁ。ちょっとありえない感じになってるんだよね・・・。』


『シロクロ』と言えば我が家の庭に粗相ばかりするやっかいなヤツだ。
こまめに家の周囲をチェックしていたのだが、チェック漏れがあったのだろうか?


ソ『また粗相されちゃってた?もしかして大量?』
ダ『いや、そんな感じじゃなくてさぁ。』
ソ『ゆるいやつ?(腹下した感じの)ゆるいやつなの?!』
ダ『いや・・・』


どうにも話が見えてこない。
いったいどうしたのだと問い詰めると、ようやくオットが詳細を語りだした。











ダ『シロクロと目があったから追い払おうと近づいたらさ・・・ハトが死んでました・・・』


 ・
 ・
 ・
 ・
 ・
 ・
は、はとぅぉ???!!!Σ( ̄□ ̄!)



ダ『しかもさぁ。シロクロがつついたようでかなりグロイ感じになってマス・・・』


グロイ感じってもしや・・・


ダ『内臓出てマス・・・』
 ・
 ・
 ・
 ・
 ・
いぃ~~~やぁ~~~!!!!!
ш(´[]`)шオーш(´[]`)шマイш(`[]´)шガー




ダ『どうしよう・・・』


いやいやいやいやいや!!!!!どうしようじゃねーしっ!!!!!
とりあえず早急に撤去してもらわないとこの猛暑の中、中身出てるハトを放置できないっしょ!!!!!


役に立たない頭が真っ白になっているオットを放置し、ひとまず市役所へ電話してみる。
真っ白状態の割に割高な業者には頼みたくない様子。
今は金をケチっている場合ではないのだよ、ダーリン!!!!! 一大事なのだよっ!!!!!


電話口で状況を伝えると、回収してくれる部署の電話を教えてくれた。
始業時間を確認すると8:45からとのこと。
どうやら我が家の地域はゴミ収集センター内に小動物の死骸を回収する部署があるようだ。


まだ10分ほどあるのでひとまず現場に向かおうとするツマ。
その様子を見たオットが、
ダ『え?見るの?想像以上にグロイよ?大丈夫なの?』


オットよ。
ツマは意外と平気なのだよ。
まぁこれが『虫・両生類・爬虫類』なら絶対無理なのだが、哺乳類は案外平気なのだよ。



現場は敷地内西側の砂利部分だった。
覗きこんでみると、無残にも毟り取られたのであろう羽が一面に散乱していた。


※この先写真あり。
 遠距離からの撮影ですし加工済みですが、ご注意ください。















































【容疑者】シロクロ。オット目撃後、北側のフェンスをよじ登り逃走。
【容 疑】死体遺棄。死体損壊。殺鳥。

ツマは思った。
不幸中の幸いか、流血は少ないようだ。
そしてお昼くらいまでなら直射日光にさらされない位置のようだ。

腐敗も最小限で済むだろう。


ツマはさらに思った。
この散乱した羽も回収してくれるのだろうか?



室内に戻り、先ほど市役所で教えてもらった電話番号にかけてみる。
状況を説明すると、午前中には回収に来てくれるとの事だったのであとの処理をオットに任せ、ツマ出社。
オットが普段通りの出社だったらと思うと本当にぞっとする。
朝、西側を覗きこむことなんてめったに無いことなのだから。



10:00過ぎに作業終了の一報と写真が送られてきた。
やはりすべての羽の回収は難しいようだった。
帰宅後、自身の目で確認してみる。

朝の惨状を思えばキレイに片付けてもらえたほうだろう。
残りの羽を回収すべく、マスクとゴム手袋を着用し、回収用のビニール袋に割り箸で1羽1羽拾い上げていく。
が、割り箸は失敗だったようだ。
羽毛が割り箸に絡みつき思うように袋に入らない。
こういう時のために庭用のトングを用意しておいたほうが良いのだろうか?
まぁそもそもこういうことが頻発してもらっては困るのだが・・・。


羽を撤去後、キッチン用のアルコールスプレーを散布して作業はひとまず終了。
畑のほうにも羽は散乱していたが、かなりの量なのでこちらは放置することにした。





週明け早々、本当にイヤな事件だった。
悶々としているとインターホンが鳴ったので、出てみるとオットだった。
カギを忘れたのかと思いよく見ると足元に大きな白い物体が・・・。
親戚様がお飼いの愛しいボルゾイちゃんがそこにいらっしゃった。
ソ『ボルゾイちゃん(〃∇〃)♪』
朝からのイヤな気分が一気に吹き飛ぶ瞬間だった。
ふわふわの毛に埋もれ、しばし彼女を堪能する。
今日会えて本当によかった。
ツマは明日からも頑張る気力が湧いてくるのだった。